猫先生との出会い③
元イケおじ占い師からの助言により、山登りをした帰り道、ハーブ屋さんを見つけた弟子の私。
お店は閉まっている模様。
いつもはチキンハートな私、華麗にスルーするかと思いきや、思い切ってインターホンを鳴らす。
後日談を聞いた母もビックリした!と証言するほどの稀に見る行動力だった。
「えへへ」と笑いながら「これが運命ってやつかなぁ。その時はいつもの私と違ってさ〜」と満更でもない顔で語るが、今のもう少し冷静になった私が振り返ってみよう。
「お前、山登りしてアドレナリンが出ていただけだ」
最近やっと気づいたんですがね。冷静になるの遅すぎやしないか、私よ。
でも、運命☆と思っていた方がロマンチックだったのかもしれない。
真実に気づいた今、もう戻れやしない。あの頃の純情な私にさよなら、グッバイ。
そんなことはどうでもいいとして、
インターホンを鳴らして、お店にいれてもらうとそこにいたのが猫先生、その方である。
初対面なのに、自分がどうすればいいのかわからないと相談を持ちかける弟子。
「でも、ハーブに興味があるからインターホンを鳴らしてくれたんでしょう?
色んな方に興味を持ってもらえるのが、嬉しいわ」
暖かい猫先生。
猫先生は今はハーブの授業を行っていないこと、ハーブの石鹸作りなどなら体験できるのとを話してくださった。
「やります!体験させてください!」即答だった。
アドレナリンがまだ分泌されていた模様。
おかげで、猫先生と出会いこれから色々教えてもらうことになる。
出会いはひとまず、ここまで。
お付き合いくださった方、ありがとうございます。