ハーブ屋のねこ先生と弟子のわたし

ハーブと多肉、手作りと私の話

どきどき不安な夜に〜香り袋〜

お久しぶりです。

なにを書こうと思っていたら、マッハで経っていた数ヶ月、本当に何をやっているんだか。

 

今回は、ハーブ屋さんのねこ先生の元に通っていたにもかかわらず、ハーブ自体にそこまで興味がなかった私が、初めてレモンバーベナの香りって素敵!これ好きだわ!と衝撃を受けた香り袋作り。

 

ここから、いい香りが好きな私がハーブって精油じゃなくってもこんなにいい匂いなんだ!って気がついて、ハーブの世界に興味を持つきっかけになった一つです。

 

簡単だけど、材料集めが大変な方は精油でお試しあれ。

 

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最初は不安が消えないぞ?と思いながらクンクンしていたのが、あら?なんか落ち着いてきた!いい匂いだし、いいなぁと思って毎晩枕元に置いて半年くらいがたった今でもいい香りがして不安な夜も、そうじゃない夜も私を癒してくれる大切な物に。

 

 

 

からだぽかぽかホットワイン

いきなり寒くなってきて、押し入れに眠っているコタツを出そうと思いながら、もう一週間が経っていた。

まだ大丈夫でしょう。と言い聞かせるめんどくさがり屋の私と、いい加減寒いっす!と寒がりな私が喧嘩して、今に至る。

暖房器具のないリビング。

冷えた身体に温もりが欲しい。

そう思い立ってのホットワイン

飲んだことはないけれど、ワインに果物にスパイス。なぜか惹かれる、そそられる。

ということで、作ってみた。

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美味しくて何回も作っているうちに、結局は先にスパイスと果物を少し煮て、とろとろスパイシーに仕上げるのが自分好みなんだとわかってきた。

最初なんて好みすらわからないものだから、シナモンやクローブがこんなに好きな香りだってことも知らずにいた。

まぁ、なんせ本当に身体がぽかぽかして、おいしくていいのだ。

 

シナモンを〜クローブを〜とか言ってるけど、粉しかなけりゃなくっていいし、シナモン嫌いなら入れなくていい。

果物もいちごやブルーベリーなんかでもおいしそう。

ローレルなんかもおいしいんじゃないの?

やってみよ。

これじゃなきゃダメだ、こうじゃなきゃって自分で自分をガチガチに気付かぬうちに縛り付けてるもんだね。

自由に柔軟に、自分に言い聞かせる。

 

今晩も寒い夜を言い訳にして、おいしいホットワインを飲む弟子であった。

夏のある日 弟子vs雑草

夏は暑い。当たり前だ。

バスを降りて猫先生のところへ向かう。

マスクのせいで息苦しさが増していた。

 

猫先生の庭にはハーブがたくさん植えられていて、知識のない人に庭の手入れを任せると雑草と思われてハーブが処分されてしまうらしい。

なので勉強しながらお手伝い。

とは言っても、猫先生の庭に着くまでにHPはほぼ0に等しい。

これでも弟子は学生の頃は運動部に入っていて、年中運動をしていた。

無意味に試合に負けると「走ってきます!」と自ら走りに行くほど。

ここまでいくと、ただのドMだ。

 

今はその面影もなく、ただその思い出に浸るだけ。そもそも、まだ歩いただけである。

 

猫先生「とりあえず、ハーブと雑草の見分けつかないと思うから小道の雑草抜いてください」

そう言われて、しゃがむ弟子。

小道には除草シートが敷いてあるらしく、根っこからちゃんとするする抜ける。

だが、すぐにそいつらは現れた。

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それは除草シート(青の部分)と小道を区切るブロックの隙間から生えた雑草だ。

なんだこいつ、暑いってのによぅ←関係ない。

抜けん。

なんて根性だ。

猫先生「抜けないやつはスコップでお願いね」

そんな猫先生の要望には流れるように右から左へ。

なんせ除草シートとブロックの隙間。スコップなんてお呼びでない。

足りつける太陽、流れる汗に体力の衰えが著しい弟子が一人。

やるっきゃない!気合い入れてくぞ!

一瞬、あの頃の自分と重なる(運動部のドMだった私‥)

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呆気なく勝者は決まり、弟子見事に敗北。

だか立ち止まってる暇はない。いや、立ち止まるしかない。

なんていったって後が控えているのだ(小道雑草パラダイス)。

 

2時間後、ばてばての私に

猫先生「私まだ頑張るわ」

と休憩しながら夕方まで庭仕事をしたらしい。

体力バケモノ(小声&賞賛)

素人の私には雑草抜きすらまともにできないのであった。ちなみに弟子はこの2時間の疲れを数日引きずることになる。

 

ユズとミカンと私

この季節になると毎年、実家のご近所さんからユズをいただく母。

それを私にもお裾分けしてくれるのだが、毎年2、3個だったのが今年は20個ほど。

プラス実家に植えられているミカンが実ったので貰った。

 

前回の記事で散々文句を言ってたくせに、結局は母には頭があがらない弟子。

さぁて、ポン酢でも作ってみたいな!と思っていた所

母「ジャムにしなさい!」

弟子「いや、ポン酢好きだから、ポン酢にしよっかなー!たのしみ」

母「ジャムがいいと思う」

弟子「なぜに?(理由を聞かせよ)」

母「ジャム(理由は明かさぬ)」

ということで、助言通りにユズジャムに。

 

傷のある部分の皮はお風呂に。ミカンの皮は干してから入れる方がいいみたいだけど、理由は忘れたポンコツ

ミカンは初のホットワインに(後日これも書きたいなぁ)皮は作ってみたかった陳皮に(皮を干すだけ)

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ちなみにユズジャムは苦味が嫌なので5回茹でこぼしてから作ったら大丈夫だった。

砂糖をレシピの半分で作ったから、長期保存は無理なので砂糖の代わりに料理に使って楽しみ中。

土手煮に入れてみたら、美味しくできた(満足)。ユズの香りがブワッとして良き。

 

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↑友達にもお裾分け。

左:ユズジャム 右:ハーブや陳皮を入れた香り袋

 

麻紐で味気ないなと思いプラパン猫をin。遊び心を忘れないおちゃめな弟子。

これでもいい年齢である。

中身はいつでも小学生なんだなぁ。

 

終わり方見失い、これにて終了。

にんじんの葉

実家に広い庭、いや、小さめの畑がある。

趣味というには多すぎる野菜を育てている母。

毎週どっさりと食べきれないほど貰えるのは幸いなのだが、使い切るのが大変だ。

 

少しの野菜なら有難いはずなのに、山ほどだと途端に迷惑に。

冷凍庫に野菜、冷蔵庫に野菜、家の中にも野菜。

 

「あたしは毎日山ほど食べてる!」

という母のお弁当にはちょこっとの野菜しか入れていないことを私は知っている。

ちなみに父も母が野菜を食べている姿を見てないと証言している。まぁ、父がご飯の時には母は晩酌の時間なのでしかたないにしても

「レタス美味しすぎて山盛り3皿おかわりした!」

「白菜は1日で3玉使った!(食べたとは言ってない)」

と、とにかくオーバーである。

 

そんな母からまた野菜を山盛りもらい、冷蔵庫の中も冷凍庫の中も未だにパンパンで絶望しかけた私だったが、そこに見つけたのがにんじん。

 

にんじんの部分はまだ子ども。葉っぱワサワサ。

いわゆる間引きして引っこ抜かれたにんじんだ。

このにんじんの葉が香り高く、おいしい!おいしい!

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初めて食べるなら天ぷらやかき揚げがオススメ。

私は稲荷寿司に入れるのも大好き。

栄養満点!!

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カオマンガイ(タイ料理)

ご飯が炊けてからにんじんの葉を混ぜ込み混ぜ込み!美味〜!

 

ちなみに追加でさらに貰った私は、

「もう料理シタクナイ(白目)」

とにんじんの葉を乾燥させることにした。

 

前置き8割、にんじんの話2割で終わってしまった。9:1、か‥。

にんじんの葉、食べる機会があれば是非。

 

猫先生のハーブ

ハーブとはいえ、弟子の知識はほぼ無いに等しいくらい。

 

香りものが好きなので、精油がおいてあればクンカクンカ匂いを嗅ぐ。

節操もなく次から次へ。端から端まで飽きるまで嗅ぐ。

お店にとって非常に迷惑である。

 

あとはと言えば、母が庭で畑をしていて、どこからともなく生えたレモンバームを「また生えてる!雑草が!!」と引っこ抜く姿。

一応、ハーブとは知っている母だが、雑草扱いである。

そんな母に育てられた弟子の私。

レモンバーム、庭によく生えてる、雑草ハーブ。

となんたる酷い扱い。

レモンバームが泣いてるぞ。

 

とまぁ、その弟子とハーブの関係といえばその程度である。

 

そこで私に猫先生がハーブってなんぞやの話をしてくれた。

 

「ハーブってなんだかお洒落なイメージがあるでしょ。そうじゃなくて、もっと身近に生活の中で取り入れてほしいの。

 食べる、飲むだけじゃなくて、香りを楽しんだりクラフトに使ったり、ローションなんかを作ったり、防虫スプレーなんかもね。

 それにハーブって、野菜とかスパイスなんかもそう。植物の力、役に立ってくれている植物、雑草なんかもそうだけど、その全てをハーブって私は思っているの」

 

ズガーン!と稲妻が走る。

なんとまぁわかりやすい説明!

ハーブの可能性無限大。

 

ネギや生姜もハーブなんて!

 

ハーブに囲まれて澄んだ空気の中で、私はスーハースーハー呼吸をちゃんとして、猫先生も含め、ここに来ると自分にパワーが注がれている気がした。

 

猫先生との出会い③

元イケおじ占い師からの助言により、山登りをした帰り道、ハーブ屋さんを見つけた弟子の私。

 

お店は閉まっている模様。

いつもはチキンハートな私、華麗にスルーするかと思いきや、思い切ってインターホンを鳴らす。

 

後日談を聞いた母もビックリした!と証言するほどの稀に見る行動力だった。

 

「えへへ」と笑いながら「これが運命ってやつかなぁ。その時はいつもの私と違ってさ〜」と満更でもない顔で語るが、今のもう少し冷静になった私が振り返ってみよう。

「お前、山登りしてアドレナリンが出ていただけだ」

 

最近やっと気づいたんですがね。冷静になるの遅すぎやしないか、私よ。

 

でも、運命☆と思っていた方がロマンチックだったのかもしれない。

真実に気づいた今、もう戻れやしない。あの頃の純情な私にさよなら、グッバイ。

 

そんなことはどうでもいいとして、

インターホンを鳴らして、お店にいれてもらうとそこにいたのが猫先生、その方である。

 

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初対面なのに、自分がどうすればいいのかわからないと相談を持ちかける弟子。

 

「でも、ハーブに興味があるからインターホンを鳴らしてくれたんでしょう?

 色んな方に興味を持ってもらえるのが、嬉しいわ」

 

暖かい猫先生。

猫先生は今はハーブの授業を行っていないこと、ハーブの石鹸作りなどなら体験できるのとを話してくださった。

 

「やります!体験させてください!」即答だった。

 

アドレナリンがまだ分泌されていた模様。

 

おかげで、猫先生と出会いこれから色々教えてもらうことになる。

 

出会いはひとまず、ここまで。

お付き合いくださった方、ありがとうございます。