猫先生との出会い①
目の前には、ちょっと汚らしいおじさんがひとり。
なんでこんなことに、こんなはずじゃなかったと思ってももう遅い。
なんていったって個室、なんていったって料金発生中。
ただいま占い中。
なんてこった。表の写真はいつのものですか?と軽く問いた出したくなるのを堪える。
小綺麗なイケおじ、見る影もなく(失言)
さらに最初は占ってくれていたものの、匙を投げた元イケおじ占い師。
もはや占いはやめていた。
さて、なんで私が占いに来ているかというと、(人生で2回目)人生の迷子✖️なぞの体調不良✖️精神的ストレスのフルコンボでボコボコに殴られてタオルを投げてくれる人もいなければ、自分の人生、自分でどうにかしないといけないと焦りまくり。
藁にも縋りたい気持ち。
そうだ、占いに行こう!
どうせならイケおじにしよう!
もし、占いがダメでもイケおじとの時間プライスレス!
そう思っていた。
結果的にイケおじは、イケおじではなかったし、占いは今やもう占いでもなんでもない。
「まずはノートを用意して。
それから、そこに自分の好きなことを書く」
そのときにはもう何だか信用しきっていた。
そして、最後に言われた「自分の好きな山に行きなさい」という言葉によって、ハーブの猫先生と出会うことになるである。
つづく